ウズベキスタンの位置
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日本とウズベキスタンの懸け橋を目指して

Nodira

 私の祖父は建築家で、タシケントに現存する様々な公共施設建設に携わりました。
祖父は私が幼い頃、それらを建設した時の事を、まるでおとぎ話のように、話してくれましたが、なかでも「ナボイ劇場を日本人と一緒に建てた話」は私の一番お気に入りでした。
 建設に着手した1945年は、ウズベキスタンがソビエト連邦の一部だった第二次世界大戦直後で、タシケントにもたくさんの日本人捕虜が送られ、労働力として使われました。
 当時の捕虜収容所は、非常に狭く非衛生的で、祖父はナボイ劇場建設にあたり「日本人が少しでも快適に暮らせるように配慮をしてほしい」と何度も政府に手紙を書きましたが、その訴えは認められる事が無かったそうです。
 これを憂いた祖父は密かに度々日本人を家に招き、もてなして友好を深めました。
 ウズベキスタンの墓地では、日本へ帰ることが出来なかった日本人捕虜79名の遺体が今でも眠っています。後年、祖父は「ノディラ、いつか日本へ行って、日本人の家族の皆さんを探し出し、皆さんの遺体が静かに眠っていることを、伝えておくれ。」と私に懇願して亡くなりました。
 私は、祖父の遺志を受け継ぎ、日本とウズベキスタンの友情の架け橋になりたいと願って来ました。
そして今、株式会社JP・UZビジネス・文化センター設立の機会を得て、夢の実現の第一歩を踏み出す事となりました。
みなさまに、このご案内をお送り出来る事を心から感謝致します。

ウズベキスタンの概要

ウズベキスタン共和国

  • 国名:ウズベキスタン共和国
  • 人口3,200万人
  • 面積44.7万平方キロ(日本の約1.2倍)
  • 首都タシケント
  • 公用語 ウズベク語
  • GDP 660億ドル(2015年:IMF)

シベリア拘留捕虜が建設したナボイ劇場

ナボイ劇場
ナボイ劇場プレート

首都タシケントにある客席1,400席を有するビザンチン風建築のオペラハウス【アリシェル・ナボイ劇場】
第二次大戦後、ソ連はシベリア抑留の捕虜、457名の工兵をナボイ劇場の建設に派遣、幾多の困難を経て1947年に完成した。
ナボイ劇場、日本人労働者を有名にしたのは1966年にタシケントに発生した直下型、震度8の大地震であった。
タシケント市の建物約80%が崩壊する中、ナボイ劇場はほぼ無傷で残り、被災者の避難場所として活用された。
この話はウズベキスタン国内のみならず中央アジア各国に伝わり、日本を有名にした。
劇場の裏には「この劇場は日本人労働者が建てたものである」と書かれた記念プレートがある。

今なぜウズベキスタンなのか

  1. 旧ソ連邦より独立26周年、日本―ウズベキスタン国交樹立25周年の節目に両国の貿易、文化の交流を目的に
    株式会社JP・UZビジネス・文化センターを設立する運びとなりました。
  2. 中央アジア、ウズベキスタンへの日本企業の進出は大きく立ち遅れています。
    ①ロシアの進出企業は別にして中国企業480社、韓国企業410社(2015年11月時点)
    ②日本は主に大手商社の駐在員事務所18社、現地法人2社、計20社のみ、日本企業の活動は円借款、ADB、世銀の公的ローンを活用した輸出ビジネスが主で中国、韓国とは比較できない状態が続いていた。
  3. ウズベキスタンが抱える二つの問題がこれまで日本企業の進出を阻んできました。
    ①二重為替問題、 国内通貨スムの銀行レートと市場レートの大きな乖離。
    ②外貨送金問題、 外貨管理が厳しくスムーズな外貨送金手続きが出来なかった。
  4. 昨年2016年12月に就任された、ミルジョイエフ新大統領の改革により経済環境は大きく改善されました。
    ①2017年9月4日通貨スムの為替レート、一本化を発表、市場レート8,100スムまで切り下げられた。 ②2017年9月11日外貨規制を緩和、外貨売買の自由化を発表。
    ウズベキスタン政府は2017-2021の5ヶ年ウズベキスタン開発戦略アクションプランを採択、IMF8条国(為替制限撤廃)に向けて動き出している。
  5. ISA(international Standards on Audit, 国際監査基準)も2018年を目途に企業に義務付けられることも決定しています。
  6. 2017年4月、EBRD(欧州復興開発銀行)総裁もウズベキスタン抜きでの中央アジアの活動は満足いくものとはならないとの声明を出し、世界は夜明けを迎えたウズベキスタン経済の受け入れに動いています。

まとめ

人口3千万を抱え、経済成長率、年7~8%で躍進している中央アジアの中心国ウズベキスタンが貿易の阻害要因である2つの問題の解消に目途がついた今がウズベキスタン、中央アジアに進出する好機、チャンスです。